八丁味噌、シャチホコ、本丸御殿

◆名古屋城:63年前のきょう焼失 天守閣、2時間で /愛知<毎日jp (2008.05/14)


 今年度から復元が始まる名古屋城本丸御殿が空襲によって天守閣とともに焼け落ちたのは63年前のきょう、1945年5月14日のことだ。同年3月の東京大空襲を上回る480機のB29爆撃機名古屋市北西部を中心に無差別爆撃を行い、市民の誇りだった国宝の城を焼いた。空襲を資料と証言で振り返る。
(後略)


 きのうのニュースだが、気になったので。


 ゴールデン・ウィークに名古屋に行った際に、名古屋城にも寄った。城内をうろうろして、八丁味噌ソフトクリームを食べて帰ってきた。それくらいの思い出しかない。だがしかし、他に何かもうひとつくらい思い出を挙げろと言われれば、「本丸御殿がどうのこうの」という3Dミニシアターを見たということが思い浮かぶ。内容はざっくり以下のような感じ。


 名古屋城内には本来、本丸御殿というたいそう立派な御殿があったのだが、天守閣と一緒に、戦争でさっぱり焼け落ちてしまったらしい。天守閣の方はなんとか復元され、名古屋の代名詞とも言える金のシャチホコ共々、全国の皆さんに認知してもらったのだが、よくよく考えてみると本丸御殿がないままなのもさみしいので、本丸御殿もなんとか復元しようぜ、だから、寄付ちょうだいね、といったお話だった。


 僕にとっては金のシャチホコこそ名古屋城であり、まあそもそも本丸御殿と言われてもピンとこないので、募金箱は華麗にスルーしたのだが、こういう記事を読んだり、歴史を知ると、「少しくらいは協力してもいいかな」とも思う。もちろん「今さら」なんだけどね。


 実際、お城レベルのものを復元するのに、いかほどの費用と時間がかかるのか想像もつかないが、この先、名古屋城に足を運ぶ人は、こういった歴史背景も踏まえて、散歩してみると感慨深いものがあるかもしれないね。