祝、山本昌200勝!(追


◆山本昌、200勝への軌跡<毎日jp(毎日新聞)


◆【フォト集】山本昌200勝記念SANSPO.COM


 デビュー当初は、出れば打たれ、投げれば失点を繰り返していたので、僕からしてみれば何故使われているのかさっぱりわけのわからないピッチャーだというのが山本昌広の第一印象。しかし、第一次星野政権後の低迷期のドラゴンズにあって、今中と2人で神がかり的なマウンドさばきを披露し、あの狭いナゴヤ球場で振りまわすことしか芸のないチームをよく支えてくれたと思う。初登板は3年目、初勝利は5年目。その後は1勝も上げれなかったシーズンがないというタフネスぶり。大器晩成、無事これ名馬、継続は力なり。生きる格言のようなピッチャーだね。1998年から10年も続けている、まあ「昔風」なオフィシャルページも持っているようで、さっそくこの200勝についても日記が更新されている。

◆第146話 ただただ感謝<路傍の一球 (2008.08/04)


(略)
昨年、わずか2勝に終わり、クライマックスシリーズ日本シリーズで全く戦力になれず、チームの53年ぶり日本一を見届けたときには、そろそろ潮時なのかという考えも浮かびました。もともと、チームの力になれなかったらそれは辞めるときだとと決めていたこともありました。ですが、ファンのみなさんをはじめとした「ぜひ200勝を」という声を聞くにつれ、そんな思いは消えていきました。ボクと同年代でボクよりもずっと能力のある選手の多くが、故障が原因でユニホームを脱がねばならないことを思い起こし、自分はまだ投げられるじゃないかと自らを奮い立たせて新しいシーズンを迎えました。ここ数日、すごい騒ぎというか、大変な注目の中、こうして節目の勝利を挙げることができたわけですが、何度もいうようにこれが終着駅ではありません。なかには、200勝を花道にしたほうがいいとおっしゃる方もいらっしゃるでしょう。でも、小さいころから野球しかしてこなくて、これで生きていくしかないので、ボールを投げられるうちは、いやアウトを取れるうちはもう少しマウンドに立つことを許してください。心配をかけてしまうことのほうが多いかもしれませんが(笑)。
(後略)


 まあ、最近球場に行っても立浪や井端、憲伸のユニを着てる人はいても、なかなか背番号「34」マサのユニは見かけない。でもそれもまたマサの愛嬌のような気がして好きだな。


 ちなみに現在、現役最多勝利は横浜の工藤公康投手で222勝。歴代最多勝利はカネヤンこと金田正一投手の400勝。ドラゴンズ歴代最多勝利は、杉下茂投手で215勝(中日では211勝)。また、巨人戦に限っては、マサはこれで通算39勝目。ミスタータイガース村山実投手と並び、歴代3位になる。巨人戦歴代最多勝利を挙げている投手は、これまたカネヤンで65勝(72敗)、次いで平松政次投手で51勝(47敗)。ドラゴンズでの対巨人歴代最多勝利は、星野仙一投手で35勝(31敗)、マサはこの記録を2006年9月に更新している。(※ドラゴンズでの最多勝利は杉下投手で38勝でした)


◆中日ドラゴンズ・山本昌広のページ


※参考
◆プロ野球通算200勝達成者プロ野球データ管理室
◆巨人キラーWikipedia
◆山本昌Wikipedia