あなた自身を表す今年の漢字は?

◆今年の漢字は「偽」MSN産経ニュース(2007.12/12)


 平成19年の世相を表す漢字は「偽」−。日本漢字能力検定協会が公募で選ぶ「今年の漢字」に「偽」が決まり、清水寺京都市東山区)で12日、森清範貫主が縦1・5メートル、横約1・3メートルの和紙に「偽」の文字を大きく揮毫(きごう)した。


 産地や原材料偽装、賞味期限の改竄(かいざん)など食品偽装の問題が相次いだことがその理由。さらに、年金問題など政界に対する国民の不安の声も反映した形となった。


 今回は全国から9万816通の応募があり、「偽」は1万6550票と圧倒的多数の1位。2位は「食」で約2450票、3位は「嘘」、4位は「疑」と続き、2位以降も「偽」と同じ理由で選ばれている。


 森貫主は「日本人の一人としてこういう漢字が選ばれるのは悲憤にたえない。自分を律する気持ちを持って、これをバネに来年は良い字にしたい」と話した。


 “偽”。まあ、ある程度予想されていた通りの結果なのかな。


 さて、世の中のことはさておき、30歳になった今年2007を表す僕個人の漢字でも考えてみようかな。


 まあ、年齢的なものもあるが、まわりでたくさんのカップルが結婚した。そういう場に立ち会ってきた1年であった。そんでそんな式の挨拶であった言葉のひとつが印象に残っている。「野球というスポーツは素晴らしいルールで成り立っている。それはホームベースを離れて、ホームベースに帰ってくる回数を競うスポーツであるというところ。このホームに帰ってくるというルールをつくった人に拍手を贈りたい」というような感じだった。まあ細かいところははっきり覚えていないが、重松清の小説「卒業ホームラン」の中からの引用。どれだけ一塁ベース上の滞在時間がながくても、二塁ベース上で敵陣のセカンドとショートストップから圧力をかけられようとも、そして一転、自分1人の存在でピッチャーにプレッシャーを突きつけられる三塁ベース上で優位な立場に立とうとも、すべてはホームベースに帰ってくることを前提に事は進んでいるわけである。そう、帰ってくる場所は、ホームべース。


 2006年末の話だが、6年も暮らしていた国分寺から中野に引っ越した。2007年はこれまでの住人の人数と猫の顔ぶれも変わった中野での生活がはじまったわけだが、仕事や遊びから帰ってくる場所が変わったことで、僕自身の生活のリズムも、運気のようなものも少しずつ変わっていった気がする。また、僕が属するいくつかのコミュニティが解体したり、逆に新らしく付き合いができたコミュニティができたりもした。また、田舎である金沢に帰る回数が増えた。


 自分が何処に属するのが一番心地よいのか、何処に納まっているのが一番自然な姿なのか、これから何処に何回帰ることになるのか。そんなことを強く意識した1年だったように思う。


 てなわけで、2007年の僕を表す漢字は、“家”


◆秒<Not Found(2006.12/28)