CD派? ライブ派? カラオケ派?


 忘年会シーズンでカラオケに行く機会も増えてきてる今日この頃。とはいえ、僕なんかは最近の歌に疎いので、歌本を手にとっても、「サ」の欄のサザンオールスターズと、「フ」の欄のブルーハーツのとこをパラパラとめくって、「最近の曲知らないなー」と実感しているうちに2時間なり3時間なり延長の30分が終わってしまうのが常。どっちかというと、自分がうたうというより、誰かがうたう歌を聞いて「ふむ、最近はこういうのが流行ってるんだ」と情報収集する場に近いものがあるかもしれない。


 CD不況が進み、ネット配信や着うたの景気がいい、なんて話はよく聞くのだが、実はライブ市場も右肩あがり。まあ、アメリカのデータなんだが、レコード市場は2000年以降下降の一途をたどっているが、ライブ市場は2006年に前年比16%増、2000年と比べると倍近い数字になっているとか(全米レコード協会、米業界誌『Pollstar』調べ)。これまでは、ライブをやるのは、会場でCDやグッズなんかを販売するためといった位置づけだったが、最近ではライブに人を呼ぶために音源を制作する傾向が強まっている。まあ、ミュージシャンにしてみても、単なる数字でしかない「売り上げ数」よりも、目で見えて、空気を感じられるライブに人が集まってくれた方が、モチベーションも上がるだろうしね。物が氾濫してきているから(まあ、音楽が物かどうかはわからんが)、唯一無二の“ライブ”ってものの価値が上がってきてるんだろうね。


 まあ、そういう意味ではカラオケもライブ、っちゃーライブ。ファミレスやコンビニの有線なんかで流れたり、テレビで登場する歌よりも、カラオケでうたわれた歌は、「あ、なんかいいな。ダウンロードしてみよ」って気になりやすいのかもね。大勢でカラオケ行ったら、自分が気に入る曲を探してみるのも楽しいかもしれない。


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