江戸川花火大会に行ってきた。


 詳しくは知らないが、知り合いの知り合いといったツテでエキサイティング花火2008 第33回江戸川区花火大会に行ってきた。まあいわゆる江戸川花火だ。この花火はちょっと考えればわかると思うが、江戸川で行われる。で、その江戸川のこちら側は東京都なのだが、あちら側は千葉県市川市なので、江戸川区市川市の共催で行われ、雑誌などには、エキサイティング花火2008 第33回江戸川区花火大会・第24回市川市民納涼花火といったような長ったらしい名称として掲載されることが多い。


 ということで、tanisiyonexageさんの4人で、新宿線篠崎駅に集合。そこからてくてくと10分ばかし会場に向けて歩くことになる。


 ageさんは数日前から浴衣の帯の色を赤にするか黄色にするかで迷っていた。
「ちなみに下駄は赤なんだよね」とageさん。
「じゃあ帯も赤でいいじゃん」と僕はごく無難な意見を言う。
「でも去年は赤い帯締めたんだよ」
「じゃあ、今年は黄色じゃん」
「うん。まあ最初からそのつもりなんだけどね」
 めんどくさい。
 とかなんとかいうやりとりがあったにもかかわらず結局帯は赤色だった。ネイルも全部赤になっている始末だ。「なんとなく赤かなと思った」のだそうだ。多分、来年も赤なんだろうと思う。


 17時前に会場到着。まあ人の多さにびっくりした。東京とはいえ、いわゆる三大花火(隅田川花火、東京湾花火、神宮外苑花火)くらいしか人は集まらないのかと思っていたが、東京のはずれの江戸川にも花火を見たいと思っている人はたくさんいるらしい。


 あとから調べたのだが、江戸川花火の例年人では約50万人のだとか。ちなみに隅田川の人出はこの2倍。まあ、何人を超えればどれくらい混雑しているのかもよくわからない。


 場所取りは3カ月も前からしてあったのだとか。なかなかというか、特等席と言っていいポジションだった。


 当然のことながら会場には家族やカップルの姿が目立ったが、「花火」という催し物ははグループで行くのが一番だね。まあ場所取りしかり、複数人でやいのやいの言いながら、行きや帰りの出店での買い食いも大人数で少しずつシェアした方がたくさん楽しい。夕方からあちこち動き回っているので、ぐっしょり汗もかいているのだが不快感はなく、むしろ流れてくる夜風には安心感すら感じる。花火の帰り道は、たとえどんなに混雑していてもクーラーの効いた部屋にいるより数倍心地良い(まあ駅の中に入ってしまうと、ごみごみして不快だが……)。僕はこれまで「夏祭り」的なものに対しても興味はあまりなかったのだが、悪くないね、こういうの。


◆江戸川区花火大会&市川市民納涼花火大会デート通.jp