電子書籍は悪くない


 かねてより興味のある電子辞書のお試しとして、iPhoneアプリ「i文庫」をダウンロードしてみたんだ。有料で450円したけど、まあ、勉強代としては安いだろうと思ってね。一応説明しとくけど、「i文庫」とは青空文庫の作品をiPhoneで読むことができるアプリだね。で、青空文庫とは、著作権が消滅した文学作品をネット上で公開してる電子図書館のことだよ。つまりさ、「i文庫」があれば、いつでもどこでもiPhone夏目漱石芥川龍之介なんかの文豪の作品が読めるってわけだね。わかったかな。著作権ってのは作者の没後50年で跡形もなく消え去るから太宰治(1948年没)の作品もなんかもばっちし観覧できるんだよね。あとね、『蟹工船』もあるし、チェーホフツルゲーネフもあったしトルストイもあるね。紫式部の『源氏物語』までダウンロードできちゃうようだね。でもキャロル・キングはなかったよ。



 でね、まずは試しに前々から読んでみたかった、漱石の『夢十夜』をダウンロードして読んでみたんだけど、これがまったく違和感がないんだよね。普通の文庫本を読むのと、iPhoneで縦書きの文字を読むのとは差がないってことだよ。うん、これまじでね。


 となるとね、AmazonプロデュースのKindleなんか、けっこう期待度高いかもね。もちろん、出版社サイドがどれだけコンテンツを提供できるかにもよるだろうけど、僕個人の意見としては、全然アリだと思うよ、電子書籍っていう読書のスタイルはね。


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