デジイチとiPhoneとブログとTwitterと


 iPhoneを買って気付いたことがあるんだけど、まったくデジイチを持ち歩かなくなったってことだね。デジイチってのは、デジタル一眼レフカメラのことだよ。



iPhoneで撮影@21世紀美術館


 僕はね、撮った写真は、はてなFotolifeに、その日付けでフォルダをつくってアップしてるんだけど、iPhoneを買った11月16日以降は1つしかフォルダがつくられてないんだよね。つまりさ、写真を撮るという目的が、「カッコいい写真を撮ろう」ってトコから、「iPhoneで撮って即そのままTwitterで公開しよう」ってトコに変わっちゃったんだよね。これは、まじ認めざるを得ないね。重くてかさばるカメラを、壊さないように注意しながら背負って出かけて、これはと思う風景に出会ったらガシっと構えて、パシャっと撮影。んで、帰ってきて数十枚の写真をアップして、その後、気に入った写真数点を、画象を縮小してブログに掲載。それってちょっと機動性がないということに気付いちゃったのかもしれないね。iPhoneでの撮影なら、ピ・ポ・パくらいの感覚で、取り出して、撮影して、Twitter投稿、一気に即座にみんなに見せられるわけさ。非常にライトだよ。


 そう考えるとさ、ブログの更新もTwitterと比べると非常非常に非常事態なくらいヘビィだよね。だから、ここ数年内にブログをはじめたっていう人間だって5万人といると思うけど、半年後でもまだ書き続けてる人なんて50人くらいに減るんじゃないかな。



 つまりさ、猫も杓子もブログを書いてジャーナリスト気取り、老いも若きもデジタルカメラ抱えてカメラマン気取りってトレンドは終わったんだろうね。この先は、どんどんなんちゃってブロガーやにわかカメラマンは脱落していって、それ相応の人、それなりに「好き」で続けている人しか残っていかないような気がするね。まあ、良い意味での淘汰だと思うよ。文章にしろ、写真にしろ、ちゃんとやってる人によりスポットが当たりやすくなるんだろうから。