キム・ヨナの行方


 19歳で世界の頂点を、自らのその手でより高く押し上げた少女は、その後、どんな人生を歩むのだろうか。ホントにそれは幸せなんだろうか。って余計な心配をしちゃうよね。もちろん、キム・ヨナのことだよ。それ以上の目標を設定して、今後50年ほど続く人生のモチベーションを維持できるのだろうかってね。


 まあ彼女はプロのスケーターに転向するってんで、若干目指すものや置かれる境遇やプレッシャーに違いがあるのかもしれないけど、たかだか19歳でこれだけのことをやり遂げたという栄光は、その後の生活にとっては重荷になるんじゃないかなって心配でならないんだよね。もちろん若くして大成したアスリートなんてゴマンといるわけだが、まあそういうのは置いといて、今回のオリンピックを観てての率直な感想ってのは、これだね。今この瞬間、最高の脚光を浴びている少女の行方が幸せなものになるんだろうかなって部分なんだよ。



 だってね、僕が19歳のときの今頃なんて、1年必死に勉強して大学受かった時分だから、もう死ぬほど遊んでやるぞってことしか考えてなかったからね。だからキムさんも、「あー、もうこれで一生遊んで暮らしちゃうニダ」とか思ってるんじゃないかって思ったわけさ。ちなみに君がさ、19歳だったガキの頃、何かちょっとしたことを成し遂げた後もさらなる高みを目指して貪欲に努力を重ねたという記憶があるかい。多分、ないと思うんだよね。天下を取ったように天狗になってたと思うよ。違うかな。


 そこで思ったんだけど、僕は中田みたいな生き方ってすこぶるクールだなって思うんだ。中田ってのは、中日のぶーちゃんのことじゃなくて、元日本代表、サッカーの中田のことだよ。あれくらいバッサリ人生転換するってのは、カッコいいと思うよ。まじ。これまで必死こいてやってきたことを、全部脱ぎ捨てるってのも、人生においては必要なこともあるような気がしたんだ。

◆ヨナ金「すべてが終わった」<イザ! (2010.02/27)


 バンクーバー冬季五輪フィギュアスケート・女子フリー(25日=日本時間26日、パシフィック・コロシアム)女子フリーで、ショートプログラム(SP)首位の金妍児(19)=キム・ヨナ、韓国=が完ぺきな演技で150・06点。合計228・56点と保持する世界最高得点を大幅に更新して金メダルに輝いた。銀メダルの浅田真央(19)=中京大=を23・06点も引き離す圧勝。今後は3月の世界選手権(イタリア・トリノ)を最後にプロ転向の可能性が高く、五輪は今大会が最後になりそうだ。
(後略)

◆「ブーちゃん」中日D3位・中田亮が1号SANSPO.COM (2010.03/01)


 オープン戦(中日4−4ロッテ、1日、ナゴヤドーム)中日のルーキー中田亮(亜大)が三回、小野のスライダーを豪快に右翼席まで運び、オープン戦初本塁打。自慢の長打力をアピールした。

 「積極的に振っていこうという意識で打席に立った」と中田亮。だが、構えに力みは感じられず、変化球をしっかり引き付け、鋭く振り抜くと「うまく反応できたと思います」と人懐っこい笑顔で喜んだ。
(後略)