石井裕之著『ダメな自分を救う本』感想


 どこかのサイトで紹介されてたから、さっそく図書館で借りてきたんだけど、はたしておもしろかったよ。まあ、内容もさることながら、要所要所に「ワーク」と題した課題が出されてて、これを実践しながら読み進めてみろって構成が良かったね。まあ、僕はこれまで、この手の各章が終わるたびに「やってみよう」みたいなパートが出てきても無視して読み進めていたんだよね。でもまあ、ものは試しってんで、一旦読むのをストップして、考えてみる時間を設けみたんだ。すると、それだけでけっこうな充実感ってものが感じられたね。やっぱりね、「考えること」や「行動すること」は大事だね。実際にいろんな本を読んで知識を得たところで、それを消化し、行動に移さないと意味が無いってことを改めて知らされたかな。「行動する」ことを念頭に置いて、君も以下の「ワーク」をちょっと考えてみたらどうかな。

▼「なりたい自分」になるために、今、この瞬間にできることを書きだしてみよう(7つ挙げる)
→で、24時間以内に実際やってみる

▼「なりたい自分」はどんな立ち居振る舞いをしているだろう?(7つ挙げる)
→で、実際実演してみる

▼キミがやりそうもないことをリストアップしよう(7つ挙げる)
→で、実際試しにやってみる

▼キミという人間がわかる、雑談ネタを考えてみよう(7つ挙げる)
→で、実際自己紹介のときに使ってみる


 で、ちなみに僕は、「▼キミがやりそうもないことをリストアップしよう」ってので、以下のようなものを書きだしたんだ。

  • 賭け事をする
  • 家事を手伝う
  • ブランド品(洋服)を買う
  • 部下の容姿・服装を褒める
  • 毎朝身だしなみに気を使う
  • 家族に感謝の言葉を言う
  • 株を買ってみる

 まあ、人によっては、「なんだいこんなこと」って思うかもしれないけど、僕にとっては、とても「らしくない」事柄なんだよね。だから、こういうのにトライしてみるだけでも、世界が変わってきそうだなとわくわくしてくるよ。そして、自分やまわりにプラスになるようであれば続けていけばいいし、そうでなければやめればいいってわけさ。自分の世界や価値観ってのは、年齢を重ねるたびにかたまってくるもんだけど、まだまだ変化し続けてやろうって思えてきたよ。でも実際にこうやって「やりそうもないこと」を列挙してみると、いかに自分が狭くてちっちゃい人間だったか、くだらないこだわりに固執していたかってことを反省しちゃうよね。まあ、もちろん「やりそうもないこと」の前に「できること」をきちんとやれよって話もあるけどね。


 表紙には『ダメな自分を救う本』ってでかでかと書かれてるんで、なんか書店の店員さんや図書館の貸し出し係りの人に見られるのが恥ずかしいタイトルなんだけど、本の中身は「自分改革」みたいな部分にフォーカスされているんだよ。だからね、今の自分をもう一歩成長させたい、大きくさせたいと思う人は、ぜひ読んでみて欲しい良書だね。別に自分がダメだと思ってない人も一読の価値があると思うよ。まあ、むしろ自分がダメだと思っている人は、僕がいくらここで熱弁したってこの本読まないんだろうけどね。


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