ドラフト会議と第二ボタンの行方
高校生ドラフトの結果をテレビで見ていて思ったのだが、仙台育英高、大阪桐蔭高、帝京高、浦和学院高、常総学院高、春日部共栄高などなどブレザーの制服って多いね。そういえば去年、駒大苫小牧高時代のまーくんもブレザーだったし。まあ、早稲田実業高は100年後とかでも学ランだろうけどね。
1990年代中ごろからブレザー勢力が台頭し、今では高校の約8割近くがブレザーになっているとか。ホントかな。8割って結構すごいぞ。
◆ところで学ランの「ラン」って何?<エキサイトニュース(2006.04/20)
(略)
「カンコー学生服」でおなじみ、尾崎商事にたずねてみたところ、マーケティング部の平尾さんが、こう説明してくれた。
(略)
ところで、現在ではイメージ戦略や変形制服対応など、様々な理由から、学ランからブレザーに切り替えている学校が増えてきているようだが、現在の学ラン率はどんなもんなのだろうか。
平尾さんによると、
「だいたい、高校は8割ぐらいがブレザーになっているかと思います。ただ、中学になりますと、比率が逆転し現在も7対3で、詰襟のものが多いようです」
(後略)
今年のドラフト指名があった高校での学ラン校は、成田高、常葉菊川高、横浜高、明徳義塾高、市船橋高とかかな。この調子だといくらなんでも2割は超えるような気も。まあ、もしかすると、甲子園に出るような高校は旧体制でしかも伝統があり、他と比べて特別学ラン校が多いのかもしれないけどね。まあ、別にどうだっていいけど。
僕自身中学高校と学ランを着てきたのだが、学ランのあの無骨でゴツゴツした感じは、ある意味自分の学生時代を象徴してるなと思う。もし僕の通った学校がブレザーだったら、まったく同じメンツに巡り会っていたとしても、まったく違った思い出が残っていただろうな。高校の制服って、この上なく不完全なうえに血気盛んな思春期の3年間に身にまとっているものだから、それなりにその人の学生生活に影響すると思う。
僕はブレザーを見ると洗練されたスマートさを感じるのだが、それと平成生まれやゆとりの世代というもののイメージが一致する。いい意味でも悪い意味でも。高校時代の制服って、その時代や文化にすら影響を与えているのかもね。もしくは、時代や文化を反映しているものなのかもしれない。卒業式になれば、第二ボタンの代わりに写メが求められるのだろう。てか、第二ボタンっていう思考がそもそも昭和なのかもね。