若者言葉に群がる僕ら

◆大毅は1年、史郎氏は無期限ライセンス停止 興毅に厳重戒告SANSPO.COM(2007.10/15)


 日本ボクシングコミッションJBC)は15日、東京都内で倫理委員会を開き、11日の世界ボクシング評議会(WBC)フライ級タイトルマッチで反則行為を繰り返した亀田大毅選手(18)=協栄=に「ボクシングを冒涜(ぼうとく)し、ファンの信頼を損ねた」として1年間の出場停止処分を科すことを決めた。
(後略)


 亀田大毅切腹発言&レスリング行為とか、上田桃子の先がない発言とか、沢尻エリカの……、え〜っとこの人は逆に発言してないのかな、まあなんかその沢尻っぽいのとか、最近の若い人は楽しそうだなと思う。てゆーか、それだけ若い人間が世の中の注目されるポジションにいるってことだろうね。スポーツ界も芸能界も10代のうちから活躍する人が多いし。


 ブログなどを通しての一般人の発言まで市民権を得ている一億総メディア化の時代。ほんのちょっとしたことであっても見逃されることは少なくなって、ついうっかりの発言もマイクやカメラにおさめられて、デジタル配信されて、掲示板にコピペされちゃう。んで、そうなったらもう野次馬と便乗組にタコ殴りにされるしかないよね。たいへんな世の中だね。若さが故の言動も、まったなしでつるし上げられるわけだし。まあ、それは今も昔も変わらないのかもしれないけどね。


 僕自身もこいつらの言動は気に入らないけど、「叩かれるのが嫌だから縮こまっていよ」って思う奥手な人間よりかはマシなのかなとも思う(まあ自分が後者タイプだからだろう)。結局この人達だって、今のポジションを築くまでに人一倍の努力はしてきているのだろうし、都合のいいときだけ登場してきた野次馬にバカだのアフォだの、調子に乗ってんじゃねーよだの言われたくないだろうね。


 僕らはアクマで、不利益を被らないことを知った上ではじめてアクションを起こせる見物客。みんなただでさえストレスが溜まってるわけだから、何かにつけて他人に唾を吐き掛けたくてしょうがない。僕もそうだし。だいたい、年に1回ボクシング見るか見ないかの人間が我が物顔で「相手選手を持ち上げて投げつけるなんてボクシングじゃねー」とか言うことが、素人にとっては楽しくて仕方ないわけだ。でもそういう無責任な意見が、すごいパワーを持って関係者を動かし、当事者にのしかかるんだよね。


 でも、若い人間は叩かれるほうがいいよ。これで凹むような器なら、そのうち自然淘汰されるだろうし。それに僕みたいにぬくぬくと歳だけ取ってしまっては、いざというときに踏ん張る気合も沸いてこないからね。


◆「バレーやバスケは先がない」発言 上田桃子ブログが炎上livedoor スポーツ(2007.10/09)