ドラえもん


◆大人のためのドラえもん特集2Yahoo! JAPAN


 なんとなく発見したサイト。全コミックの1話ずつを立読みできるのがうれしい。


 ところで先週、2007年春に公開された映画「のび太の新魔界大冒険」がテレビ放送されていた。オリジナルである「のび太の魔界大冒険」は1984年春に公開されており、僕が生まれてはじめて映画館で観た映画なので、僕の「魔界大冒険」に対する思い入れは相当強い。そうでなくとも、この「魔界大冒険」と翌85年春公開の「宇宙小戦争(リトルスターウォーズ)」、そして翌々年86年春公開の「鉄人兵団」を、大長編史上最強の3作品としてカウントしている人も少なくないと思う。


文庫化された大長編ドラえもん


 しかし、声優陣が一新され、アニメのトーンも“今っぽく”なってしまい、僕としては「新ドラえもん」に対してしっくりきていないのが本音である。「魔界大冒険」も“深み”がなくなっていたような気がしたし、まあ「新」がついてるくらいなので当然なのだが、何箇所かシナリオが変わっていた部分にも納得がいかなかった。まあ、でもこれはしょうないことなのだろう。時代には逆らえないし、そもそも作者はもういないのだ。


 最初の話に戻るが、古いドラえもんを観るとほっとした気持ちになる。僕が最初に手にしたドラえもんはコミックの12巻で、次に買ってもらったのが13巻。この2冊を何度も何度も読み返していた。ドイツのお城に引っ越したり、エノキダケみたいな宇宙人を観察したりといった話があったような気がする。まだ僕がのび太よりも年下だった頃の話だ。


 のび太ドラえもんも年をとらないかわりに、今っぽい小学生とロボットになった。「昔の方がよかった」というセリフは年をとった人間にしかわからない強いこだわりのような気がする。


◆映画ドラえもん 公式サイト 『のび太の新魔界大冒険』


◆DORAEMON THE MOVIE 25th