迷走するオリックス
◆オリックス・コリンズ監督が電撃辞任 大石ヘッドが監督代行<SANSPO.COM (2008.05/21)
低迷が続くオリックスは21日、交流戦の阪神2回戦(スカイマーク)終了後、テリー・コリンズ監督(58)の辞任を発表した。監督代行は大石大二郎ヘッドコーチ(49)が務める。
米大リーグ通算444勝の経歴を持つコリンズ監督は、就任1年目の昨季、62勝77敗5分で3年ぶりの最下位に沈んだ。積極的な補強をして臨んだ今季も21勝28敗と浮上の兆しが見えず、同監督は「期待されていた成績を残せず残念だが、監督というものは情熱がなくなった者が務めるものではない」と説明した。
(後略)
何となくだが、僕はパ・リーグではオリックスを応援していたので、少なからずショックである。
イチローがいなくなってから、というか、スカウティングが振るわなくなった頃から迷走しはじめた感があるオリックス。近鉄バファローズ消滅時に救いの手を差し伸べたはいいが、できあがった合併球団は、オリックス・バファローズ。つまり、ブルーウェーブというチームが消えてしまったことに注目する人は少なかったのではないだろうか。「がんばろう神戸」と、震災後の神戸復興の先陣を切り、1996年の日本一に輝いた黄金チームからは見る影もない……。
そもそもオリックスの監督はコロコロ変わり過ぎである。
年次 | 監督 |
---|---|
1994年〜2001年 | 仰木彬 ※1995年リーグ優勝、1996年日本一 |
2002年〜2003年 | 石毛宏典(→レオン・リー ※2003年途中) |
2004年 | 伊原春樹 |
2005年 | 仰木彬 ※オリックス・バファローズ |
2006年 | 中村勝広 |
2007年〜2008年 | テリー・コリンズ(→大石大二郎 ※2008年途中) |
2003年からは毎年のように監督が変わっている。これじゃ、選手も混乱するよね。
ちなみにコリンズ前監督は1年目最下位、2年目の今シーズン49試合目での辞任。2003年には石毛当時監督も今回と似たような状況の、1年目最下位、2年目の20試合が終わった時点で解任。「またかよ」と思っているオリックス・ファンも多いのだろうな。
オリックスの迷走はいつまで続くのだろうか……。がんばろうオリックス。