Don't Think. Feel!

◆帰国したオシム氏が「最後の語録」、日本人選手の決定的な弱点とは。<Narinari.com (2009.01/05)


(略)
オシム氏は日本人選手が世界でなかなか活躍できない理由としてハングリー精神の欠如を否定。その代わり、「日本は社会的にも安定し、経済的に発展している。誰もが高度な教育を受けられる。私はこれこそが原因と考えるのだ」(東京スポーツより)との持論を披露した。プロ、その中でもトップ選手になるためには生活のすべてをサッカーに捧げるほどの努力が必要だが、「これがいかに大変か(日本の)選手は頭が良いので分かってしまう」(同紙より)ため、先を考えて努力することをやめてしまうとしている。

日本は「分際をわきまえる」、つまり身の丈を超えないことを美学とする向きがあるが、スポーツでトップ選手を目指す人は自分の限界を超えることが要求される。オシム氏が日本のサッカー選手へ向けた「最後のアドバイス」は、あまり先読みせずに突っ走る勇気を持つことなのかもしれない。


 今ちょうど読んでいる羽生さんの本に、「欠落も才能だ」みたいなことが書いてあったんだよ。つまりさ、何かをするにあたって、失敗するんじゃないかとか、怒られるんじゃなかろうかって恐怖心がないってことは大きな強みじゃん、と。いちいちビビってたら何にもトライできんよってことだよね。ちょっと前に流行った鈍感力ってのもそれに入るかもしれないね。


 そんで思い出したんだけど、ノムさんは、また逆のことを言ってたんだよね。つまり「鈍感ほど、人間にとって罪深いものはない」みたいな。まあ正確な表現は忘れたけど、空気読めみたいなことだよ。自分が今何を求められていて、何をしなければいけないかわからない奴はだめだってことを彼は言っているわけさ。彼ってのはノムさんのことだよ。


 まあまた例によっていろんな意見や考え方があるってことなんだけど、このケースにおいてはまとめると「考えるな、感じろ」ってことだろうね。何かカッコイイ台詞だなと思ったら、どうやらブルー・スリーの名言のひとつらしいね。そもそもさ、人間だって所詮は動物の一種なわけさ。本能的に正しいと感じたり、楽しいを思えることに従順になって生きることが、もっともっと必要なのかもしれないね。怖けりゃ逃げればいいし、楽しければ続ければいい。考えるのはそのあとにしようやって話だよ。