ウォンツ・ビジネスをしよう



『なぜ高くても買ってしまうのか 売れる贅沢品は「4つの感情スペース」を満たす』マイケル・J.シルバースタイン,ニール・フィスク,ジョン・ブットン


 なかなかおもしろいことが書かれていたと思うけど、なんか後半疲れて流し読みだったね。まあ、小説もそうだけど、海外の読み物(映画もそうかもしれないが)って、その独特の言い回しや表現方法にしっくりこないと、さくさくと読み進められないもんだよね。


 まあ、そんでも、「ニーズ・ビジネスより、ウォンツ・ビジネスの方が利益率が高い」ってくだりには、これなるほどとヒザを打ったね。生活必需品はケチるが、趣味の分野、美容であったり、ペットであったり、こだわりのコレクションだったりに関してはお金はつぎ込むってのはわかる気もするよね。僕らみたいな凡人であっても。この本は2003年頃に書かれているから、こんな不景気の時代を予想はしてないのだろうけど、人というものは、本当にほしいモノには、それ相当の対価を払うんだと思うよ。それがどんな時代であってもね。