だから、おまいらは黙って桑田さんの話を聞けって

◆戦いの果てにたどり着いた「感謝」<@niftyビジネス (2009.03/23)


(略)
──桑田さんを評して「努力する才能を持った天才」と言った人がいました。まさしく桑田さんを余すところなく言い当てた言葉だと思います。

桑田 僕はそれほどすごい野球選手ではなかったのですが、確かに努力することは好きでした。努力をコツコツと積み重ねていく。それによって、それまでできなかったことがある日、できるようになる。それがたまらなく嬉しいんです。人生って、うまくいかないことが普通ですよ。でも、頑張っていれば時々いいことがある。その瞬間のために努力を続けることが大切なんです。

ただし、僕の努力の仕方には特徴があって、長時間とかすごい量の練習はやらないんです。そうではなくて、少しのことをコツコツと毎日毎日続けるわけです。人が3日や1週間でやめるところを、延々続ける。それだけなんですよ。「まさか今日はやらないだろう」と思われるようなときにもやる。ちょっとだけやる。それが僕のスタイルですね。
(後略)


 僕は「それを続ける」って行為が人間にとって一番難しくて、だからこそ価値のある才能のようにも思えるんだよね。継続はなんとやらってやつだね。


 これまでに70回くらい書いているから、「しつこいなお前は」と思う人もいるかもしれないけど、よくサラリーマン川柳とかで、「お、これはおもしろいな。素人が考えたと思えないな」とか感心するものがあるかと思うけど、それは素人の一発芸だからこそ、味わい深い川柳なのであって、じゃあこれくらいのクオリティの川柳を定期的に締め切り通りに発表してください、なんてハードルを設けられると素人にはどだい無理な話なんだよね。夏の夜を彩る一発の花火はたしかに魅力的かもしれないけど、毎夜毎夜、人気のない裏道をしっかりと照らしてくれる街灯の方に、僕はプロフェッショナルを感じるってことだよ。


 “少しのことをコツコツと毎日毎日続けるわけです”


 桑田節の核となるワン・フレーズだね。今日から改めて心にしっかりと刻んでおくことにしようと思うんだ。