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『Twitter社会論』津田大介


 流行に乗っかろうとする下心から買ってみたんだけど、ジャーナリズムや政治の話が濃くて正直退屈しちゃったんだよね。もっとエンタメよりの内容+ビジネスもついでに、みたいなのを期待してたもんでね。


 まあでもTwiiterが、いわゆるアーリーマジョリティにまで浸透するような気はしないんだよね。特に日本人は「携帯とメール」という文化が示す通り、「個対個」という繋がりは受け入れることができても、「個対集」とか「集対個」という関係に拒否反応を示す人が多いと思うんよね。タモリなんかだって、「ホントは一人でじっとしてる方が好き」とか言ってるくらいだし、爆笑問題の太田だって似たような発言をよくしてるもを聞くからね。あれだけテレビでわいわいやってる人たちがだよ。きっとみんな、自分だけの狭い世界でこちょこちょ生きていく方が楽だと思ってるんだろうね。


 つまりさ、大多数の人にとってITなんてものは、ごくごく限られた身内のコミュニケーション手段か芸能関連なんかの情報収集ツールでしかないと思うんだ。だから、身内ならいざしらず、見ず知らずの他人のつぶやきを見てどうしようというのか理解できない人は多いだろうね。この先どんなにTwitterが注目されたとしてもね。


 まあ、つべこべ言ってみたけど最終的な結論としてはだね、僕をフォローしてくれるとうれしいなということかな。


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