空気を読むな、人を見ろ、そして受け入れろ


 空気読めない奴とか言うようになって久しいけど、それって結局、他人のこと見てない、他人が眼中にない奴なんだなと思ったね。例えば、誰かが見るからに困ってるような素振りを見せているのに、それに気づかないとかね。誰かが見るからに忙しそうに仕事してるのに、きのうのテレビとかのつまんない話題を振ってくるとかね。


 そもそも空気なんて読むどころか、見えもしないわけだから、空気のことなんて誰もわかんないわけさ。そんな抽象的な言葉を流行らせて、定着させてもしょうがないよなと思ったよ、最近になってだけど。



 というのもね、「東京の人は冷たい」みたいなことが都市伝説のように言われているけど、実際はよっぽど田舎の人の方が冷たい一面もあるなって感じたんだよね。村意識が強いのか、自分に関係のないグループや、関わりの薄い人間にはたまげるくらい冷たくて、かつ攻撃的なんだよ。田舎の人って。だからか、本当にしょうもない争いとか、レベルの低い愚痴をよく耳にするんだよね。こういうのってホントまいっちゃうよ。マジで空気が悪くなるんだよね。人がたくさんいるところでは、そんなことやってる暇なんてないし、むしろ自分達の居場所を固めるより、いろんなコミュニティとうまく繋がっていくことが求められるから、よっぽどあったかい関係だなと思うんだ。


 だからさ、社会に出たらさ、空気なんて読んでないで、他人のことばっかり見てればそれでいいと思うんだよ。そしてそれを全部吸収して自分のためのコヤシにするんだって意気込みでね。これマジだよ。