12日北國新聞朝刊「地鳴り」に載ったよ

ラフォルジュルネを金沢の名物イベントに(原文)


二〇〇八年五月の連休に偶然ラフォルジュルネという奇妙な名前のイベントを目にした(というより、はじめて行われたのがこの年だったようだ)。金沢駅に大きな人集りができ、ノリの良いリズムと美しいメロディが響き渡り、一体何事かと思ったことを覚えている。そして「金沢の人間がこれほどまでに“熱狂”するなんてめずらしいな」とも。
あれからわずか二年だが、ラフォルジュルネはすっかりと市民権を得て、今年は金沢だけでなく北陸三県で開催されるなど快調に成長を遂げている。入場者も過去最高の十万人を超えたそうだ。「能とのコラボレーション」という金沢らしい演出のように、これからは三県がそれぞれ特徴を持ったコンサートが行われるようになるとこのイベントの魅力はさらに増すだろう。
古都金沢でクラシック。北陸新幹線開通時には、金沢を訪れる名物イベントとなっていることに期待が膨らむ。


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