ブッククロッシングで、本を共有

■ホンの楽しみ「ブッククロッシング」日本上陸<ブームの予感<日経MJ(2007.12/05)


 かわいい本には旅をさせよう――。気に入った本を街中に置き、ほかの人に自由に持ち帰って読んでもらう米国発の活動「ブッククロッシング」(本の交差点)が日本に本格上陸した。読んだ本をサイトに登録すれば、旅立たせた本が誰の手に渡ったか追跡できる。読みたい本がどこかにないか検索することも可能。本を自分の代わりに見立てて各地の人々と疑似交流する楽しさから、愛好家が増えている。
(後略)


 僕自身すごく独占欲が強くて潔癖症でケチな性格なので、本を人に貸すということをほとんどしないわけだが、1冊の本をみんなでシェアするという考え方、スタンスって、とてもアリだなと思う。自分がおもしろいと思ったり、おすすめしたいと思ったものは他者(それがよく知ってる友人であろうと、見ず知らずの赤の他人であろうと)と共有するのが、ある意味スタンダードになってるからね。「かわいい本には旅をさせよう」というのは、本当に的を射ている有意義なアクションだと思う。デジタルとかヴァーチャルとかじゃなくて、アナログなところもいい。


 そもそも自宅の本棚にきれいに本を飾ったおいたところで、湿気や日当たりで変色するくらいで、たいした価値を創造しないからね。


 とは言いつつも、このブッククロッシングは、まだまだ日本では認知されていない模様。僕も登録こそしてみたものの、もう少し様子見って感じかな。公式サイトもつくりが盛りだくさん過ぎてわかりづらいのが残念。


◆Bookcrossing.jp-本好きのためのコミュニティ・ブッククロッシングジャパン 本を世界に