ハワイについての感想文


 ハワイハワイと言うが、ハワイとホノルルはどう違うのか。また、ハワイとホノルルとワイキキとオアフ島はどういう関係性にあるのか、よく知らない。知っているのは、ハワイは年間数センチずつ日本に近付いているということくらいだ。


 俗に言うハワイとは、アメリカ合衆国ハワイ州のこと。1959年、アメリカの50番目の州となり、今のところアメリカにはまだ51番目の州は誕生していない。で、ハワイ州はいくつかの島から成る諸島であるようだ。ニイハウ島、カウアイ島、オアフ島マウイ島、モロカイ島、ラナイ島、カホラヴェ島、ハワイ島。まあ、僕が聞いてピンとくるのは、オアフ島マウイ島、あとハワイ島くらいだろうか。ハワイ島は、これらの諸島のなかで1番大きく人口は2番目に多い。マウイ島は、2番目に大きく人口は3番目に多い。そしてオアフ島は3番目に大きく人口は1番多く、州都のホノルル市がある。オアフ島は観光スポットが豊富なため、一般的に言う「ハワイ=オアフ島」と考えてもいいかもしれない。ワイキキビーチも観光名所のひとつ。僕らはそのワイキキビーチの真横にあるハイアットホテルに3日寝泊りした。


 その観光において、日本人が果たしいている役割は大きい。たいていのお店では、英語のすぐ下(あるいは隣)にカタカナの表記がある。もしくは、日本語メニューというものが、別途用意されている。もちろんスタッフ全員が日本語を話せるわけではないが、日本人が買い物をすることに関してはそれなりに寛容で(彼らの大きな収入源だから当たり前なのだが)、数字くらいの日本語はたいてい理解している。


 また、お店に入ると、スタッフは「あろは〜」と言ってくる。「あろは〜」はギャグやおふざけの挨拶などではなく、歴としたフォーマルな挨拶なのである。なので当然こちらも「あろは〜」と返事をしなければいけないのだが、ホントに挨拶として「あろは〜」なんて言うのにはちょっとした羞恥心を感じる。なので僕は店先で「あろは〜」なんて言われても、適当にHiとかYesみたいな顔をしておくにとどめておいた。


 ハワイの道路を走る二輪車ドライバーは誰もヘルメットをしていない。多分、規制されていないんだろう。しかし、送迎バスなどで立ったままガイドをすることは禁じられており、またリムジンのサンルーフから顔を出すことも法律で規制されているのだとか。もちろん、動いているバスの中で立って人に話をしたり、車の上部から顔を出すなんて行為は危険この上ないからNGなのだろう。でも、二輪車運転時は自己責任でよろしく、みたいな考え方なのだろうか。世の中の法律と常識と先入観は、妙な関係性を持っているものだと思った。


 街を歩いていると、風船のように太っていて、身体をゆすりながら転がるように歩いている人をよく見かけた。また象の足のような太い腕にタトゥをしている人も多く、歩きタバコも目に付く。もちろん、どこまでがハワイ現地の人で、どこからが僕らのような観光客なのかはわかるはずもないのだが、ハワイの街を行く人々にはそんな特徴があった。


 個人的にはとても楽しい街だったと感じた。でももう1回行きたいかと訊かれると、当分は遠慮しておくと答えるだろう。それなりに見るべきところを見てきた気がするのだ。3日もいれば充分という満腹感がある。


※参考
◆ハワイはてなダイアリー
◆ハワイ州Wikipedia
◆オアフ島Wikipedia
◆ハワイ島Wikipedia
◆マウイ島Wikipedia