社長のあつまり



カンブリア宮殿 村上龍×経済人 社長の金言』


 正直ね、こういう偉いおっさんのありがたい話ってのは、それなりのヴォリュームがあった方がいいと思うんだよね。つまりさ、この本では、総勢68名の著名人の御言葉が掲載されているわけだが、1人ものの3ページくらいでまとめられ、次から次へと展開してく形式なんだよね。僕はこういうコンパクトなものじゃなく、10ページ〜20ページくらいの文章量でがっつり読みたいと思ってたから、いささか拍子抜けしたことは確かだね。だって、多くの部下を束ねて、社会で認められた人間のエピソードが3ページで事足りるわけないもんね。だから、若干、物足りなかったかな。短い話は、心にずっしり残ることも少ないしね。まあ、今の世の中にどんな偉い人がいるのか、それをずらっと斜め読みするにはちょうどいいと思うけどさ。