最近の読書


 なんか、ビジネス啓蒙書や指南書とか、スポーツ選手の書いた自伝みたいの読んでても、どれも同じようなことばかりのように思えてきて、マンネリを感じてきたんだよね。正直なところ。てなもんで、これまで自分がまったく関わってなかった分野の本でも、あえて手にとってみるかなと考えたんだ。


 で、図書館に行って、ムー大陸とかアトランティス大陸の本を探したんだけど、いまいちピンとこなかったんで、ベトナム戦争の本を読んでみたんだ。


 ベトナム戦争に関するそれ以前の僕の知識としては、「不毛な戦争」「枯葉剤」「ジョン・レノンはじめ多くのミュージシャンが反対してた」「学生運動にも影響」くらいなもんなんだけど、『カラー版 ベトナム 戦争と平和は、この程度の予備知識でも充分、この戦争に対する理解力を深めることができたね。で、そんななかで、共産主義と資本主義」ってキーワードが出てきたんだよ。つまり、ベトナム共産主義国にしようというソ連陣営と、いや待てベトナムは資本主義だというアメリカの代替戦争って背景があったってわけさ。まあなんとなく世界史の時間に習った記憶はあるけどね。


 となると、てかそもそも「資本主義」って何のことかよくわかってないぞって思って、マルクスを知っておこうって思ったわけさ。で、マルクス経済学 (図解雑学シリーズ)』『一週間 de 資本論ってのを読んでみたわけさ。まあこれらは、マルクスというより、経済全般の入門書くらいの位置づけかもしれないけどね。そこで、読みながら思い出したんだけど、大学のときは、「経済学」が大嫌いで、なんで経済のことなんかを勉強しければいけないだ、と意味もなく腹を立ててたんだよね。そもそもその頃は、バンドをやってて、世の中の経済がどうであろうと、自分がかっこいい音楽つくって売っていくから関係ないみたいな若く視野の狭いロジックがあったんだよ。だから、本を読みながら、知識が得られていく楽しみと同時に、あの頃勉強しとけばよかっただけの話じゃん、みたいな複雑な気にもなったのも事実だね。まあでも人生なんて、若い頃の取りこぼしをいかに取り返すかってことも重要なことだと思うんだよ。だから、今やる気になったなら、それがベストのタイミングなんだろうけどね。


 で、そこで気になったワードが「搾取」なんだ。単なる一労働者として、のほほんと生きているだけだと、搾取されっぱなしなんじゃないかってことだよ。もちろん、大多数の人間が自然と搾取されてるわけだから、相対的にみれば別段損してるとは言えないのだろうけど、「もっと賢い別の選択肢がある」ことは、知っておくべきだなと感じたんだ。資金運用、投資、税金に対して、もっと関心を持つべきだなと。もちろん、僕がゴキブリと同じレベルで敬遠している各種保険や年金の事柄に対してもね。


 つまりさ、君も、これまで避けてきた分野の知識を得てみるのも大事だってことだよ。興味のあることの知識を深めることなんて、簡単なことでいつだってできるわけだからさ。それこそ後回しでもいいわけだよ。いい年こいて「俺保険のこととかわかんねーんだ」は、情けないからね。


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