女子サッカーはマイナースポーツなのか?


 競技人口や環境がどうのとか待遇がどうのとか言われてるけど、女子サッカーってマイナースポーツなんだろうか。そもそも「サッカー」て括りになってる時点でマイナーではないと思うんだよね。だって、僕らには、サッカーというスポーツを受け入れる体制、楽しむ知識、話題にできる空気がすでに充分備わってるわけで、ただ、プレーしているのが男か女かの違いだってだけだからね。現状はマイナースポーツであったとしても、テコ入れはしやすいんじゃないのかなと思ったんだよね。


 そもそもね、僕も最近、ミリオンスターズやツエーゲンの試合を観に行ったり、気にしたりしてローカルなチームを応援して、スポーツの裾野を広げることに一役買ってるぜ、みたいな悦に浸ってる部分があるんだけど、やっぱりそれは「野球」と「サッカー」って括りなんだよね。「野球」や「サッカー」だからこそ、マイナーな環境であっても応援できるってわけさ、きっとね。



 てかね、学校の部活動では、あれだけたくさんのスポーツがあったのに、卒業と同時に一気にそれらのスポーツとの関わりがなくなるよね。この辺、もっとなんとかすればいいのにって思うよ。例えば、僕ら世代からしてみれば「スラムダンク」であれだけ人気を博したバスケだって部活止まりなわけさ。2005年にバスケもプロ化されbjリーグ誕生したけど、バスケがメジャーなスポーツかと問われると、そうだと答える人は少ないと思うんだよね。さらにバレーVリーグなんてプロ化すら見送ったくらいだしね。


 まあ所詮、部活は部活、興業スポーツは興業スポーツなのかな。だって、相撲部なんて市内の中学には数校しかないけど、これはこれで日本の国技なわけだし(とはいえ、最近外国人力士ばっかなんだけどね)、ゴルフ部なんてハイソな部活も聞いたことないけど、プロスポーツとしては注目度はある。職業としてやってけるスポーツってのは、その国その国の文化としてある程度固まってるんだろうね。


 そもそも優勝して、これだけ注目されるのも「サッカー」というスポーツであるからこそだと思うんだ。世界規模の大会で優勝や大健闘しても、スポーツニュースじゃ巨人の連敗よりも扱いがシンプルなスポーツなんていくらでもあるよ。レスリンとか柔道とかね。だからね、女子サッカーは、これからいくらでも可能性はあると思うね。しばらくの間、不甲斐ない試合さえしなければね。


◆日本女子サッカーリーグ オフィシャルサイト