立ち止まらないと通りすぎていくもの


 去る土曜日曜に東京に行ってきたんだよね。2008年に金沢に戻ってきてから、東京に遊びに行くのはかれこれ6回目なんだ。ほぼ日手帳Twitter楽天トラベルの履歴なんかを見返すとこんな感じなんだよ。まあ、こういう旅行とかイベントとか日常を脱したという記録ってのは残しておくに越したことはないね。

  • 2008年12月20〜21日/主な目的:野球の納会出席
  • 2009年 4月14〜15日/主な目的:出張がてらより道
  • 2009年 9月 4〜 5日/主な目的:観光
  • 2010年 3月27〜28日/主な目的:観光
  • 2010年10月15〜16日/主な目的:銀座出張
  • 2011年11月 5〜 6日/主な目的:友人結婚式


 でね、今回に関しては、友人の結婚式に招待されたということでイベントとしても大きかったんだよね。また、野球に参加するのも約20ヶ月ぶりとあって、なかなかの充実した2日間だったんだよ。



 でね、6日の深夜バスで金沢に戻ってきて、そのまま7日は定例の早出での仕事があり、なんだかあっという間にすーっと「日常」に戻っちまったんだよね。ついさっきまで東京で懐かしい友人とわいわいやってたのに、バスの中で寝て起きたらいつものルーティンに戻っちゃってるってね。で、はっとしたんだ。もう随分、社会人ってものをやってるけど、学生のときのように特別な時間というものの余韻に浸る猶予なんてのはないんだなと再認識したよ。否、余韻に浸ろうという意思が自分になければ、遠慮なく押し寄せてくる次のスケジュールに、いかなる過去も単なる過去に変えられてしまうわけさ。



 だからね、非日常は強く意識して、しっかりと自分の中にアーカイブしておかないと、まあ、例えるならtabelogや読書メーターのようにこまめに記録しておかないと、すぐに風化してしまうってことだよ。大人になるにつれて、「非日常」が「日常」に飲み込まれてしまうことにも抵抗を覚えなくなるんだよね。だからね、君もそろそろ非日常のありがたみをしっかり記録しておくようにすべきだよ。まじで。