『石川直宏 まっすぐに平常心』感想


 国分寺にいた頃、厳密には小平市民だったので、いつしかFC東京を応援するようになっていたんだよね。理由は、FC東京は小平に練習場を持っていて、地元のチームという感じがしたからだよ。Jリーグって地元のチームを応援するみたいな空気だろ。


 僕は元々は柳沢のいるアントラーズを応援してたんだけど、柳沢が移籍すると、一転アントラーズのことはどうでもよくなったんだよね。やっぱ贔屓の選手がいなくなるとチームとしての魅力も半減するよね。また、他に好きな選手がいても、サッカーって頻繁に移籍があるおかげで、特定のチームをずっと応援するってのが、なかなかできにくかったんだよね、少なくとも僕にとっては。


 そこにきてさ、僕が日韓W杯以降くらいからFC東京を一途に応援し続けている大きな要因は、石川ナオがずっとこのチームにいるからだろうね。加地もルーカスも(コイツは帰ってきたけど)茂庭も長友も今野もどっか行っちゃったけど、東京の右サイドには石川ナオがいると。右サイドからゴール目掛けて鋭いドリブルを仕掛けてきて、あっと思った瞬間、強烈なシュートを放ってるってわけさ。こりゃ、観てる人もヒートアップするし、またこのプレーをまた次も観てみたいと思うよね。


 まあ度重なる怪我に泣かされている選手だけど、まだまだブラジルW杯での代表も信じて応援していきたいね。だって、なかなかこういうタイプの選手っていなだろ、日本代表に。だから、君も石川ナオに注目しておいてくれよ。きっとシビレるプレーを観せてもらえるはずだからさ。


【送料無料】石川直宏まっすぐに平常心

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価格:1,260円(税込、送料別)

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
身体の成長の遅れに苦しんだ少年期、ライバルに敗れポジションを確立できなかったユース時代、選手生命に関わる程の大ケガ…度重なる困難を乗り越え、ついに覚醒した石川直宏の軌跡。

【目次】(「BOOK」データベースより)
プロローグー結局は積み重ね/1 胎動ー2004〜2006(サッカーノートの空白/谷間の世代と呼ばれて ほか)/2 原点ー1981〜2003(負けず嫌いな少年/今見ても上手い ほか)/3 覚醒ー2007〜2010、そして(ノートを書かなくなった理由/変わりたい!右サイドからの脱皮 ほか)/おわりにーこれからも積み重ね

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
馬場康平(ババコウヘイ)
1981年、香川県出身。地域新聞の編集部勤務を経て、2006年からフリーに。現在、『EL GOLAZO』等でFC東京担当記者として取材活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)