雑記

映画「源氏物語 千年の謎」感想

まあ、悪くない。でもちょっとわかりにくいかな。 悪くないというのは、切り口のことだね。「源氏物語」に関しては、わかりやすく解説した文献やマンガやサイトなんかあって、まあ今さら映画になったからって観ようという気にもならないんだけど、この映画で…

映画「マネーボール」感想

今さらだけど観てきたよ、「マネーボール」。ちなみにね、「マネーボール」ってのは、野球チームを編成する上での、ひとつの考え方、理論のことを言ってるんだよね。 野球ってスポーツにおける野球選手の価値ってのは、ヒットをどれだけ打ったとか、ホームラ…

落合博満著『采配』感想

(前略) ルールで決められたことは、どんな理由があっても守らなければいけない。私はそう考えている。ただし、そのルール自体に抜け道があったり、時代にそぐわないものになっていたら徹底的に見直すことも必要だろう。ルールがその世界の発展を停滞させる…

11月の読書メーター

11月の読書メーター読んだ本の数:5冊読んだページ数:1873ページナイス数:7ナイス采配監督を退いた今読むと哀愁と深みを感じ、この達観した視野と考え方には、学ぶべきポイントが多々ある。特に「ルールで決められたことは、どんな理由があっても守らなけ…

10月の読書メーター

10月の読書メーター読んだ本の数:7冊読んだページ数:2121ページナイス数:10ナイス落合博満 変人の研究「落合」の本というより、「著者が思う野球に関する本」という色合いが強い。「落合」を期待していただけに少し消化不良気味か。読了日:10月31日 著者…

中竹竜二著『監督に期待するな』感想

中竹さんは、僕がこの上なく尊敬してる人の一人だってことは君も知ってるよね。前早稲田大学ラグビー部監督で、2006年シーズンから2009年シーズンまで指揮をとり、自称「日本一オーラのない監督」として、2007年、2008年の大学選手権の連覇を成し遂げた名監…

書くことについて語るときに僕の語ること

僕がこんなブログなんかをはじめて、それがここまで続いていることについて書いてみるよ。 まあ理由は多々思い浮かぶけど、一番主だったものは、「人と喋るのが苦手」だということだね。とにかく僕は他人と会話をすることが嫌いで、新しい友だちをつくるとか…

9月の読書メーター

9月の読書メーター読んだ本の数:8冊読んだページ数:1894ページナイス数:27ナイス村上春樹の『1Q84』を読み解くこの手の解説本みたいのもいくつかあったが「村上春樹研究会」という名称にひかれてなんとなく手にとってみた。とはいえ、旬じゃないこともあ…

「天国にいちばん近い島」感想

まず説明しておくとね、僕らは去年の9月にニューカレドニアに、そして「天国にいちばん近い島」とされるウベア島に行ったんだよ。だから、1年経って、後追いでこの映画を観てみることにしたんだ。 映画「天国にいちばん近い島」は1984年の作品だそうで、まあ…

『最高齢プロフェッショナルの教え』感想続き

この本を読んでいて、一つ大いに気になったことがあるんだ。年寄りの話は聞いておけよと言ったくせに、どうも納得いかないというか疑問に思ったことがあったんだよ。 それはね、「“好き”だからここまで続けられた」とか「“好き”なことを見つけて、それを続け…

『最高齢プロフェッショナルの教え』感想

■『最高齢プロフェッショナルの教え』>現役最高齢「ピアニスト」室井摩耶子 89歳(2010年時点) (前略) 若い人は結果を早く出したいと思うかもしれませんが、早く完成させる必要はまったくありません。 例えばコンクールで入賞して25歳で華々しくデビュー…

道尾秀介 著『向日葵の咲かない夏』感想

ひっさしぶりに小説というものを読んだんだけど、これは充分過ぎるほど堪能できたね。 乙一を思い起こす不気味な世界観、気色悪い心地良さに圧倒されたよ、まったく。まあ、この手の小説は、何を書いてもネタバレになるので自重するけど、「だまし絵」のよう…

齋藤孝著『人はなぜ学ばなければならないのか』感想

日本人が読書に費やす時間は、困ったことに減る一方です。 (中略) もちろん、気になる情報はインターネットでまめにチェックしている、友だちとは携帯電話でメールをひんぱんにやりとりしている、という人は少なくないでしょう。こんな人は、文字そのもの…

『情報は1冊のノートにまとめなさい』感想

iPhoneを買って、それ関連の書籍を何冊か読んでくうちに、「これからはデジタルの時代だ」と思うようになり、んで「もう紙媒体なんて一切必要ない。古い」という結論に至ったんだよね。で、それまで3年ほど使用していたほぼ日の手帳の使用をやめて、スケジュ…

『もしドラえもんの「ひみつ道具」が実現したら』感想

本のタイトルからなんとなく想像できると思うけど、ドラえもんのひみつ道具が本当に世の中にリリースされたら、日本と世界の経済はどうなるか、ってことを真面目に妄想しているんだよね。もうこの切り口がまずユニークだよね。 マンガの世界のアイテムなんで…

7月の読書メーター

7月の読書メーター読んだ本の数:4冊読んだページ数:1075ページナイス数:7ナイスモチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すかとても感銘を受けたし、納得もいくのだが、同時に組織や企業の中において底辺部分に近い僕のような人間が「モチ…

ダニエル・ピンク著『モチベーション3.0』感想

どっかのサイトで紹介をされてたから図書館で借りてきたんだよ。んで、予想以上におもしろかったね。モチベーション3.0、いや、とても素晴らしい理論だよ。で、モチベーション3.0ってのは筆者オリジナルの言葉で、まあ、こんなようなことだよ。 〈モチベーシ…

スマイリーキクチ著『突然、僕は殺人犯にされた』感想

このスマイリーさんの事件というかニュースは、なんとな〜くしか認識してなかったんだけど、まあ改めてひどいもんだなと感じたね。ひどいというのは、加害者側の手口はもちろん、警察や検事といった立場の人間の対応のことだけどね。まあ、最終的には腹が立…

『逮捕されるまで 空白の2年7カ月』感想

最近、この事件の初公判が行われたってので、さっそく図書館で借りてきたんだ。ブログのような文章なので、1日でぱぱっと読み終えることができたよ。「殺人犯」を感じさせるようなヘヴィーな部分などほとんどなく、淡々と、それこそ誰かがやっているゲームを…

6月の読書メーター

6月の読書メーター読んだ本の数:5冊読んだページ数:1124ページ結婚したら、やっておくべきお金のこととても簡潔に、そして役に立ちそうな内容をまとめてある。具体的な数字も書かれているので、実践的にも参考になりそう。ぜひ多くの人に読んでもらいたい…

上半期俺的優良書籍BEST5

5位 井上理著『任天堂 “驚き”を生む方程式』 石井裕之著『ダメな自分を救う本 人生を劇的に変えるアファメーション・テクニック』 ベスト5とか書きつつも、いきなり5位に2冊選んでみたんだよね。まあとにかくね、『任天堂〜』の方は、ビジネスの考え方、『ダ…

映画「SUPER8/スーパーエイト」感想

まあ、イマイチ。 なんかCMを見た限りではおもしろそうな印象があったけど、映像に迫力があったってこと以外は特筆すべきこともないかなと。「昔のSF(実際1979年の話だそうだが)」臭満載で、ストーリーが弱く、最後まで感情移入できなかったね、残念ながら…

映画「さや侍」感想

これはおもしろいと思うよ。まあ、いわゆる有名人監督の作品なので、賛否両論はあるだろうし、なんか感情移入できないって人もいるだろうけどね。でも、僕はとても満足だったよ。 まあ正直、映画の前半は「別にこんなの“映画”にしなくてもいいんじゃね? テ…

最近の読書

なんか、ビジネス啓蒙書や指南書とか、スポーツ選手の書いた自伝みたいの読んでても、どれも同じようなことばかりのように思えてきて、マンネリを感じてきたんだよね。正直なところ。てなもんで、これまで自分がまったく関わってなかった分野の本でも、あえ…

5月の読書メーター

5月の読書メーター読んだ本の数:8冊読んだページ数:1988ページマルクス経済学 (図解雑学シリーズ)テキストとイラストでの見開き1テーマという構成は初心者にはわかりやすい。ただ、これでマルクスをわかったような気になるのはNGなのかな。読了日:05月27…

本田健著『ユダヤ人大富豪の教え』感想続き

「では、いままで望んできて、達成できたことのリストを書きなさい。どんな細かいことでもかまわない。そして、今度は、達成できなかったことのリストを書きなさい。そのリストを眺めてごらん。おもしろいことに気づくはずだ」 「いったいどんなことなんです…

石井裕之著『ダメな自分を救う本』感想

どこかのサイトで紹介されてたから、さっそく図書館で借りてきたんだけど、はたしておもしろかったよ。まあ、内容もさることながら、要所要所に「ワーク」と題した課題が出されてて、これを実践しながら読み進めてみろって構成が良かったね。まあ、僕はこれ…

本田健著『ユダヤ人大富豪の教え』感想

僕はね、ユダヤ人には一目置いているんだよ。ユダヤ人の持つ歴史や運命はもちろん、その説明しようのない神秘性に魅力を感じるんだ。うん、だからユダヤ人の言うことには耳を傾けようって意識が、君なんかよりはずっと強いと思うな、まじめな話。 でね、まあ…

『のび太と鉄人兵団 小説版ドラえもん』感想

通常、自分のお気に入りの小説や漫画がリメイクされて、映画やドラマなんかになったときって、ひどくがっかりするもんだよね。アベレージにしたら9割9分は落胆すると思うんだ。というのも、思い入れが強いばかりに、自分の頭の中で描いていたイメージと違う…

長谷部誠著『心を整える。』感想続き

■お酒の力を利用しない。>『心を整える。』 ビジネスマンの方には甘いと言われそうだけれど、お酒の席では仕事のことを完全に忘れたいというのが僕の考え方だ。お酒は楽しむもので仕事の愚痴を言うためのガソリンじゃない。心のスイッチをオフにして、リラ…